💡 「AIは使う時代から作る時代へ!」 あなた専用のカスタムAIを持つ方法を解説!
1. はじめに
近年、ChatGPTの進化により、AIが私たちの日常や仕事で欠かせない存在になりました。しかし、通常のChatGPTを使う中で、次のような不満を感じたことはありませんか?
❌ 「毎回同じ説明をするのが面倒」
❌ 「キャラや専門性が毎回変わる」
❌ 「自分の目的に合ったAIがほしい」
これらの問題を解決するのが、「マイGPT(MyGPTs)」 です!
マイGPTは、ChatGPTをカスタマイズして、自分専用のAIを作成できる機能です。
2.マイGPTとは?
マイGPTは、OpenAIが提供する「ChatGPTのカスタム構築機能」です。
名前、性格、専門性、話し方、外部連携などを自由に設計して、自分専用のAIアシスタントを簡単に作成できます。
たとえば、こんなAIを作れます:
- ✅ 英語学習を毎回同じスタイルでサポートしてくれる「英会話トレーナーAI」
- ✅ トーンを崩さずメールを作ってくれる「自動返信AI」
- ✅ コードのバグを見つけて直す「デバッグ専用AI」
💡 ChatGPT本体にも「メモリ機能」が追加され、一定の記憶は可能になりましたが、マイGPTは「最初から目的特化で設計できる」ことが最大の強みです。
💰 マイGPTは有料版のみ利用可能!
マイGPTを作成・利用するには、ChatGPTの有料プラン(ChatGPT Plus 以上) が必要です。
📌 無料プランと有料プランの違い
プラン | 無料ユーザー(Free) | 有料ユーザー(Plus/Enterprise) |
---|---|---|
マイGPTの利用 | ❌ 不可 | ✅ 利用可能 |
GPTのバージョン | GPT-3.5 のみ | GPT-4o(音声・画像・コードも対応) |
ファイルアップロード | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
カスタムGPTの作成 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
➡ つまり、無料ユーザーは「GPTを探す」機能も利用できず、マイGPTの作成・使用はできません。
➡ ChatGPT Plus(有料)に加入すると、マイGPTの全機能を使えるようになります!
では、マイGPTの基本機能と、通常のChatGPTとの違いを見ていきましょう!
3. マイGPTの“今の強み”4選【記憶以外の価値に注目】
かつては「記憶してくれること」がマイGPTの大きな魅力でしたが、ChatGPT本体にメモリ機能が実装された今、マイGPTならではの強みは“設計”と“分離”にあります。
以下は、2025年現在でもマイGPTが選ばれる4つの理由です。
✅ ① トーン・キャラ・話し方を完全固定できる
マイGPTでは、「どんな口調で話すか」「どういうキャラか」「どの程度の専門性で説明するか」といった設定をあらかじめ固定できます。
- たとえば:
- 柔らかい口調の英会話講師
- 厳しめで論理的なコンサル風キャラ
- 子ども向けにやさしく歴史を語る語り手
🟡 通常のChatGPTでは、毎回プロンプトで指示し直す必要があります。
✅ ② 目的別に複数のAIを持てる
マイGPTは複数作成でき、それぞれを完全に別キャラ・別用途で使い分けることが可能です。
- 例:
- 英語学習専用GPT
- 仕事のメールチェック専用GPT
- 子ども向けの自由研究サポートGPT
🎯 ChatGPT本体では「ひとりの相棒」にすべてを任せることになるため、目的別の分離ができません。
✅ ③ 外部サービスとの連携が可能(Custom Actions)
マイGPTでは「Custom Actions」機能を使って、外部サービスとAPI連携することができます。
- 例:
- Googleスプレッドシートに自動記入
- CRMシステムと連携して返信案を生成
- 社内ツールから情報を取得して回答
🛠 このような外部連携は、通常のChatGPTでは非対応です。
✅ ④ GPT Storeで公開・共有・ブランド化できる
マイGPTは、GPT Storeで公開・配布することができます。
自分が作ったAIを他の人と共有したり、ブランドやビジネスの一部として活用することも可能です。
💡 すでに多くの企業や個人が、“自分だけのGPT”をストアに登録し、集客や業務効率化に活用しています。

4. マイGPTの活用事例10選【教育・仕事・趣味に使える】
マイGPTの真価は、「目的に特化したAIアシスタント」を誰でも簡単に作れるところにあります。
ここでは、ビジネスや日常生活に役立つ具体的な活用事例10選を紹介します。
🎓 教育系
① 英語学習サポートGPT
- レベル別に英語の練習相手になってくれるAI。
- 過去のやり取りを踏まえて、成長を見守るように対応。
② 歴史を教える子ども向け語り手GPT
- 小学生でも理解できる表現で歴史を語る。
- 保護者からの質問にも対応。
③ プログラミング家庭教師GPT
- 初心者にもわかりやすく、段階的にコードを解説。
- エラーの原因を見つけて、修正提案も。
💼 仕事効率化系
④ 自動メール返信作成GPT
- トーン・語尾・敬語などを一貫させてメール文を生成。
- 社内用・社外用の使い分けも設定可能。
⑤ プレゼン構成アドバイザーGPT
- スライド構成や話し方の構成を提案。
- 論理の流れやインパクトも調整できる。
⑥ 会議議事録作成アシスタントGPT
- 発言録から自動で要約・構成して議事録を出力。
- 決定事項や次回課題も整理。
👪 日常生活・趣味系
⑦ 献立提案シェフGPT
- 冷蔵庫の材料を入力すると、献立を提案。
- 栄養バランスやアレルギー対応も設定できる。
⑧ 家計管理アドバイザーGPT
- 家計簿の入力内容から、節約ポイントを提案。
- 支出傾向に応じたアドバイスも。
⑨ X(Twitter)投稿アドバイザーGPT
- 140字以内で響く言葉を提案。
- シリーズ投稿の構成もサポート。
⑩ 気持ちに寄り添うメンタルサポートGPT
- 優しい言葉で話を聞いてくれる「お話相手」。
- 自己肯定感が上がるような応答スタイルに固定。
💡 ポイントは「専門性」と「目的の明確さ」。
マイGPTは、万能ではなく、特化型にした方が活きるツールです。
5. マイGPTの作り方【誰でもできる簡単3ステップ】
マイGPTの作成は、プログラミングの知識がなくてもOK。
画面の案内に沿って入力していくだけで、誰でも自分専用のカスタムGPTが作れます。
✅ Step 1|ChatGPTにログインし、「GPTを探す」を開く
- ChatGPTにアクセスし、有料プラン(ChatGPT Plus)にログイン
- 左メニューの「GPTを探す」をクリック
- 右上に表示される「+作成する」ボタンをクリック
✅ Step 2|AIの性格や役割を設定する
- 名前、説明、アイコン画像を設定
- どんなトーンで話すか(例:敬語、フレンドリー、論理的 など)
- 対象者や用途(例:小学生向け/ビジネス向け/プログラマー向け など)
- 応答の方針や、回答禁止トピックなども設定可能
💡 ヒント:「自分が欲しいアシスタントは、どう振る舞ってほしいか?」を言語化するとスムーズです。
🧪【指示記入例①】英会話トレーナーGPT(初心者向け)
💬 あなたのGPTはどのような人物ですか?
親しみやすく、明るい英語の先生です。初心者の学習者をやさしく励ましながら、繰り返し使える英会話フレーズを丁寧に教えます。間違っても怒らず、ポジティブな言い回しを使います。
🧠 このGPTはどのようなことに特化していますか?
英会話初心者に向けて、短い英語フレーズの練習・発音のヒント・日本語訳の提供などを行います。ユーザーが日常で英語を話せるようになることをゴールとしています。
🧪【指示記入例②】ビジネスメール文チェックGPT(中級者向け)
💬 あなたのGPTはどのような人物ですか?
礼儀正しく、論理的なアドバイスをするビジネス文書のプロです。文法や語尾表現のチェックに長けており、敬語や社内用語のニュアンスにも配慮できます。
🧠 このGPTはどのようなことに特化していますか?
社内メールや営業文などをレビューして、より伝わりやすく、丁寧な表現に改善するアドバイスを行います。読みやすさと信頼感を重視した提案が特徴です。
✅ Step 3|必要ならファイル・ツール・APIも連携
- 参考資料(PDFやテキスト)をアップロードして「知識」として持たせる
- Custom Actions機能を使えば、外部APIやツールとの連携も可能
- GPT Storeで公開するかどうかも最後に選択
🛠 作成が完了したら、「チャットを始める」ボタンをクリックすればすぐに利用できます!
🎯 コツは、「1つのGPTに1つの目的」をはっきり持たせること。
そうすることで、より精度の高いAIになります。
6. よくある誤解と注意点【最新仕様に基づいて整理】
マイGPTは非常に便利なツールですが、誤解されがちなポイントや、使用上の注意点もいくつか存在します。
ここでは、ユーザーがつまずきやすい点をあらかじめ整理しておきます。
⚠️ 誤解①:「マイGPTは会話の記憶がある」
→ 実際は、「記憶してくれる」わけではありません。
マイGPTは、初期プロンプトや設定された情報に基づいて動作しますが、ユーザーとのやり取りを継続的に記憶する機能はありません。
それを担うのは、ChatGPT本体の「メモリ機能」です。
💡 メモリ機能は個別にオン・オフ設定可能。マイGPT自体に“記憶力”があるわけではありません。
⚠️ 誤解②:「作れば誰でも公開できる」
→ GPT Storeでの公開には“本名が表示される”可能性があります。
マイGPTを公開すると、OpenAIアカウントに登録された名前が表示される設定になっている場合があります。
公開前には「表示名の確認」または「非表示設定」を必ず行いましょう。
⚠️ 誤解③:「無料プランでもマイGPTを作れる」
→ マイGPTは有料プラン(ChatGPT Plus 以上)専用の機能です。
無料ユーザーは「GPTを探す」「マイGPTを作る」といった機能にアクセスできません。
使いたい場合は、ChatGPT Plus(月額20ドル)に加入が必要です。
⚠️ 注意:メモリ機能には保存上限がある
ChatGPTのメモリ機能は便利ですが、保存容量には上限があります。
内容が蓄積されると、古い情報を削除しないと新たな記憶ができないことがあります。
- 「メモリ」の管理は、[設定] → [パーソナライズ] → [メモリ] から行えます。
- GPT単位ではなく、アカウント単位で保存されるためご注意を。
⚠️ 地域・プランにより機能差がある
- EU・イギリス・スイスなど一部地域では、プライバシー規制によりメモリ機能が使えない場合があります。
- GPT-4oやマイGPTの一部機能は、Plus/Team/Enterprise/Pro向け限定です。
💡「マイGPT」は“便利ツール”であって“万能AI”ではありません。
設計と使い方を理解しておくことで、最大限に活用できます。
7. まとめ|マイGPTは“作れるAI時代”の入口
これまでのAIは「使う」もの、つまり与えられた機能に従って活用するものでした。
しかし、マイGPTの登場によって、AIは“設計し、自分で作る”時代へと進化しました。
✅ マイGPTの本質は「設計」+「特化」
- キャラクターや専門性、話し方を自分好みに設計できる
- 仕事・学習・趣味など、目的に応じて複数のAIを持てる
- 外部連携(API)やGPT Store公開など、実用レベルの拡張性も備える
これにより、ただの“会話相手”ではなく、ビジネスパートナーや教育ツール、創作支援ツールとしての活用が可能になります。
💡 今後の可能性
- AI × 専門性 × あなただけの視点 = 個人の力を最大化するツール
- マイGPTを「自分ブランド化」するクリエイターや起業家も急増中
✨ まずは1つ、作ってみよう
「自分専用のAIがあれば、こんな場面で使えるかも」
そう思ったなら、まずはシンプルなマイGPTを1つ作ってみてください。
想像以上に簡単で、想像以上に便利です。
🧩 マイGPTは、“使うAI”から“創るAI”への入り口。
あなたの知識やアイデアを、AIというカタチで世界に届けるためのツールです。
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